2017年04月07日12:06
オリオン株式会社
関西を地盤とする菓子メーカー「オリオン」
1951年に発売されたロングセラー商品「ココアシガレット」はタバコを模した砂糖菓子などを中心に長年製造を続けていることで知られています。「この商品は、タバコの『ピース(Peace)』に似せて作ったんです」と語るのは、同社常務取締役・企画本部長の高岡五郎さん。
最近では「懐かしいデザイン」を今見るとポップなアートの印象ですが、年月を経ても評価が失われることのない「不朽のデザイン」は今も顕在です。
しかし、昨今の「禁煙ブーム」では、子供が「身近に感じる大人らしい姿」はもはや「タバコ」ではないですよね?
高岡さん:「そうですね。この時勢で大人はタバコ離れもあります。だからこそ、今"ココアシガレット"が脚光を浴びるんです。」
確かに(笑)パッケージサイドにはしっかり、「オリオン株式会社はあなたの禁煙を応援します。」と...。
今や電子タバコが持てはやされる時代なので、そういった商品も企画してはどうですか?と、高岡さんに提案した編集部ですが
なんと、すでに企画済みの模様。
パロディの鬼才オリオンここにあり!
まだまだありました。
「抹茶シガレット」
もはや、シガレットとはシリーズを隔したこの製品「こんなんありまっせシリーズ」
インバウンドの影響で抹茶がブーム到来する前からおそらく商品化されていたと思われます。
このシリーズは、こんな製品にまで拡大しています。
「お菓子屋さんの牛乳パック ミルク味」
牛乳パックのお菓子にあえての「ミルク味」の記載?が気になりましたが
理由がわかりました。
「お菓子屋さんの牛乳パック コーヒー味」
コーヒー味があるからか...
ちなみに市販の牛乳パックと同サイズです。
そして、「家庭常備菓子」
我々の世代には懐かしい「富山の置き薬」風?
時期によって詰合せ内容は異なりますが、必ず3000円以上入っています。 一家に一箱いかがですか?
「おくすりやシリーズ」には、どこかで見たことのあるパッケージ...
そしてデジタルが当たり前となっている時代ですが、こんなものまで...
「食べルンですHi」
キャッチコピーも
奈良公園で売ってるアレじゃね?シャッターを押すとラムネがペロッ緑色のボディがレトロな感じでかわうぃ~ねぇ!!
社員の皆さんは真剣なんです!
何故か、オリオンのオフィシャルサイトを見ると「廃盤商品」のリンクが...
そこには
オリオンの人気商品、ココアシガレットに似せて作っちゃいました。
その名も「オトナシガレット」
パロディが一周回ると、もはやオリジナル?
禁煙を応援する商品として長らく愛されていました!
そんな商品が惜しまれながら廃番商品へ・・・。
それでもオリオンは貴方"の禁煙を応援し続けます!
そして、天津甘栗をパロディ化したこの商品!
菓子は栗型で、マロンパウダー配合。
お菓子の表も裏も、ディテールに至るまで精巧に作られた品だったんです。(笑)
化粧箱も、環境に配慮した紙素材。 "廃番・・・う~ん、残念。
実はマロンパウダー配合という、
こだわりの品だったのです。残念ながら廃盤。
復刻版を切望していまうのは私だけでしょうか?
とどめにコレ!
「どんぶり三昧」
パッケージの男のコが「男前」過ぎる!!
スプーンのついたこのディテールですが、開発コストもかかったことでしょう。
さすが、オリオンさん!
そしてアレがこんなことに...
取材の最後にチラッと見かけたこのパッケージ?
どこかで...
その名も
「NINTAI」
試作品なのか企画段階なのかは不明です(笑)
最後の最後に
今回、取材を受けてくださった同社常務取締役・企画本部長の高岡さんをイメージした
こちら「リス五郎」さんを紹介しておきます。
オリオンでは見ているだけでも楽しいお菓子がたくさんあります。
http://orionstar.kakuretameiten.jp/
皆さんも、懐かしいお菓子とアートの世界をお楽しみください。
高岡さんよりお土産を頂きました。
ありがとうございます!大事にデスクに飾っております。が、、、この怪獣の名前を失念してしました。オオサカジンブロガーさん、ご存知の方いらっしゃいましたらお知らせください。
オリオン株式会社
大阪市淀川区三津屋南2-10-1